昔にくらべて便秘人口は急増!?

現在、便秘は日本人の「国民病」と言っても過言ではないほどに、便秘に悩む日本人の数は多いのですが、昔の日本人は今の日本人よりずっと、お通じがスムーズで、便秘に悩む人なんて、ごくごく少数派だった、というのをご存知でしょうか。

 

しかも「大昔の日本人と比べて」ではなく、ほんの少し昔、数十年前の日本人と比べて、です。たった数十年で、なぜこれほど、便秘に悩む人の数が増えてしまったのでしょうか?

 

数十年前の日本人と、今の日本人の違い

数十年前の日本人に比べて、今の日本人のほうが、圧倒的に便秘に悩む人の数が多くなってしまっているその最大の理由は、やはり「食生活の変化の影響」が挙げられます。

 

動物性脂肪の摂取量が多くなった。
食物繊維を多く含む食材を食べる量・機会が減った。
植物性乳酸菌含有の食品を食べる量・機会が激減した。
消化のいいものばかりを食べるようになり、便の量も激減した。

 

このような理由が積み重なっていったのです。

 

動物性脂肪の摂り過ぎは腸内環境が悪化につながりますし、さらに食物繊維の摂取量が減り、植物性乳酸菌の摂取量が激減が、その腸内環境の悪化に拍車をかけたのです。
しかも現状は動物性乳酸菌の摂取を多少していても胃酸で大半が死んでしまうため、かつての植物性乳酸菌の代わりになるほどには摂取できていない・・・という状態ですね。

 

また、かつてのように歯ごたえのある食べ物をあまり食べなくなったので、噛む機会が減って、脳の反応も鈍くなっていると考えられますし、何より「便の量が激減している」というのも見逃せないポイントです。
かつての日本人は、本当に「マンガのような、とぐろを巻くうんち」をすることも可能だったそうですから。

 

たった数十年で「日本人としての体質」はほとんど進化していないはずなのに、食生活がこれだけ激変すれば、便秘に悩む人が多いのも無理はありませんね。

 

昔に比べて運動量も激減!

今の日本人に便秘が多いもうひとつの理由としては、「昔に比べての、圧倒的な運動不足」も挙げられます。

 

昔の日本人の仕事と言えば、体を動かす機会が多い仕事が中心でした。しかし今は、デスクワークで、しかも「パソコンの前からまったく動かない」という状態になっている人も多いですよね。

 

家事労働についても、今ではさまざまな家電や便利グッズに助けられて、家事で体を動かす機会と時間は、信じられないほど減っています。

 

さらに、交通手段もどんどん便利になっていったことで、移動の際の運動量も大幅に低下しています。

 

もう、日本人のほとんどが「昔の日本人と比べて運動不足」になっていることは、間違いありません。

 

今の日本人はどうすればいい?

昔の日本人は、今よりずっと「便秘になりにくい生活」をしていた、と言うことは分かっても、「じゃあ昔の人と同じ生活をしなさい」というのは非現実的でナンセンスです。

 

ですが、「昔のいいところ」で、参考にできる部分は参考にしておきたいですね。

 

たとえ和食が好きでなくとも、少しは「昔ながらの和食」を食べる機会を増やす。
「今の日本人」だからこそ運動不足であることを自覚し、自分から何か動くように心がける。そんなちょっとした工夫をしてみるだけでも、積み重ねれば結果に差は出てくるものですよ。