便秘を治すには水分が必要?

「私はむくみやすい体質なので、水分摂取を控えています」「職場で何度もトイレに行くのは恥ずかしいから、水分は摂らないようにしてます」などという人が居ますが、実はこのように水分摂取を控えることが、便秘を招いてしまうケースも少なくありません。

 

なぜ、水分摂取を控えてはダメなのか

水分摂取を控えると便秘になりやすい、というのはなぜなのかというと・・・これは、人間の「食べ物の消化メカニズム」が大きく関係しています。

 

口から食べた食べ物は、水分とともに体の中を進んでいくのですが、腸で栄養分を吸収する際に、水分も一緒に吸収されるのです。

 

便秘になると便が硬くなるのは、「いつまでも、腸が、便から水分を吸収しようと頑張ってしまうから」なんですよね。

 

ですが、元々の水分摂取が不足していると、もう「腸についた時点で、便が水分不足ぎみ」なのです。それでも栄養を吸収するには水分ごと吸収する必要がありますから、元々水分不足で硬くなりがちだった便が、水分を奪われてますます硬くなり、便秘がひどくなる、というわけですね。

 

一般的には、人が1日に必要とする水分は、「飲み水+食事に含まれている水分」の合計で、1.5リットルから2リットルくらいです。

 

水分摂取量が1日あたり1.2リットルぐらいのラインになると、かなり水分不足が懸念される状態になります。

 

食事の中にもそれなりに水分は含まれていますので、かつて流行した「水飲み健康法」のように、「1日2リットル、水を飲みなさい」という努力までする必要はありませんし、あまりにも飲みすぎると腎臓がキャパオーバーの状態になり、むくみが出やすいのは事実ですが、「水分補給を意識的に控える」ということは絶対にやらないようにしましょう。

 

むくみが気になる人はどうしたらいいの?

「水分不足が便秘を招くのは分かったけど、かといって水分を摂るとむくみやすい体質なのは事実だし、どうすればいいの?」と困る人も居るでしょう。

 

そんな人は、「むくみそのものの原因」を改善していくことが大切です。

 

むくみの原因として挙げられるのは、「冷え」および「下半身の筋力不足」です。体をよく温めてリンパや血液の流れを良くして、さらに「下に溜まった水分を、上まできちんと押し上げて循環させる」という筋力を持たせるようにすれば、これだけでかなりのむくみ改善効果が期待できるのです。

 

また、冷えによるむくみ軽減に有効な方法と言えば、「水分摂取の際は冷たい水ではなく、温かい白湯(さゆ)を飲む」というのに切り替えるのもおすすめですよ。これなら、水分補給と冷え改善の両方に一気に役立ってくれるので、便秘改善にもつながる効果が期待できます。