便秘解消のために理想的な呼吸法とは

あなたの日ごろの呼吸が、お通じの状態に影響を与えている可能性がある、と聞いたら、あなたはどう思いますか?

 

ここではそれについてお話ししましょう。

 

呼吸とお通じの関係とは

あなたは、自分の普段の呼吸の深さが、どんなものだと思いますか?
もし「呼吸が浅い」と感じているなら要注意です。なぜなら、その呼吸の浅さが、あなたの便秘の深刻度をアップさせてしまっている可能性があるんですよ。

 

なぜ、呼吸とお通じに、どんな関係があるのかというと・・・

 

まず、胸だけで軽く浅い呼吸をする胸式呼吸は、まるで腹筋を使わない呼吸法です。

 

これに対して、深い呼吸である腹式呼吸は、「腹筋で横隔膜をぐっと持ち上げる」というのを自然におこなうため、腹筋の運動になるだけでなく、横隔膜の上げ下げによる「腹圧」の変化によって腸も刺激され、柔軟に動きやすくなっていくのです。

 

つまり、胸式呼吸である人は便秘になりやすい、腹式呼吸がきちんとできている人は便秘の改善がなされやすい、ということになります。

 

昼間は誰でも胸式呼吸!?

さて、「便秘解消のためには腹式呼吸をするほうがいい」という話をしましたが、まず知っておきたいのが、「基本的には、昼間は、呼吸法を特に意識しない限り、ほとんどの人が胸式呼吸をしている」ということです。

 

腹式呼吸ができているかどうか、というのは、日中ではなく睡眠時に差が出てくるんですよ。ゆっくりと大きな呼吸で、息を吸った時は腹部が大きくふくらむ、というのが腹式呼吸で、これが「睡眠時の呼吸のスタンダード」です。

 

ところが、日ごろから本当に呼吸が浅い人は、体が腹式呼吸のやり方を忘れてしまったかのように、「寝ていても胸式呼吸」という状態になっています。これでは睡眠中も腹筋や横隔膜がほとんど動かないため、だんだんガチガチの状態になって動きが悪くなってしまいます。もちろん、腸についても同じことです。

 

睡眠中に腹式呼吸がきちんとできているかどうかのチェックをするには、家族に寝ている時の呼吸でおなかがしっかりふくらんでいるかどうか見てもらうのが一番ですが、それが難しい時は、「あお向けに寝て、両手のひらを軽くおなかに当て、そこから目を閉じてゆっくり呼吸をした際、きちんとおなかが大きく動いているかどうか」というのを自己チェックするといいでしょう。

 

あとさらに、もっと簡易的な自己チェックとしては「口笛を、大きく伸びのある音で吹けるか、そして口笛を吹いた時、腹筋もしっかり動いているか」を見る、という方法もあります。

 

日中にも「数分の腹式呼吸」のクセをつけよう!

「呼吸が浅いな」という自覚がある人や、「多分寝ている時は一応腹式呼吸ができているだろうけど、もっと深い呼吸にしたい」という人は、日中に数分の腹式呼吸を練習するクセをつけましょう。

 

腹式呼吸の練習として効果的なのは、「あお向けに寝て、スローテンポの歌を歌う」ということです。腹式呼吸があまりうまくできていない人は、あお向け寝の状態では、歌の「伸び」が出せません。

 

あお向け寝で歌を歌うのは恥ずかしい、という人は、イスに座って毎日3分程度、深呼吸の練習を繰り返すといいでしょう。最初に「大きく、ため息をつくような感じで息を吐き出す」というところから始めると、息を吸う時に深い呼吸になりやすく、「おなかが大きくふくらむ腹式呼吸」を覚えやすくなります。

 

日中にこうした腹式呼吸の練習をしていると「腹式呼吸によるリラックス効果」も得られますので、特にストレスによる便秘に悩んでいる人にはおすすめですよ。